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11月9日 回天慰霊祭が行われました。
皆さん、回天というものをご存知でしょうか?
1944年8月、戦局を打破するために実戦投入された特攻兵器。それが回天です。
「天を回らし、戦局を逆転させる」という想いを託され、名付けられたこの兵器は、
一度乗れば、生きて帰ることはけしてできないにもかかわらず、
少なくない若者がこの「回天」に乗って、散っていきました。
回天慰霊祭とは、この「回天」での戦没者を祀るため、
毎年回天の基地があった大津島にて行われている行事です。
ささやかながら、私共おおすみのスタッフも、弔いの力添えをする身として、協力をさせていただいております。
今回のレポートは、2014年11月9日に行われた回天慰霊祭の様子を記したものになります。
ここ数年、涙雨なのか雨天が続く回天慰霊祭。
その天候にも関わらず、今年も全国各所から300人以上の多くの方に参っていただいております。
今年はその中に、去年まで見るのことのできなった方もいらっしゃいました。
その方の名前は、カレン・ウォールさん。
今からちょうど70年前の1944年の11月8日、大津島の回天基地より出撃し、
油送艦を撃沈し回天発の戦果をあげるとともに命を落とした仁科関夫氏。
そして、その撃墜された油送艦の乗組員を救助したラッセル・エバンルード氏。
カレンさんは、このラッセル氏の娘であり、同時に式典には仁科氏のおいである河原一郎さんも出席されておりました。
70年の時を越えて、当時別れていた人々が、同じ場所で平和の祈りをささげることができる機会が生まれたのです。
しかし、長い年月が過ぎ去り、当時を記憶するものも少しずつ、少しずつ、少なくなってきていることも事実。
けれども、それがけして風化してなくなることのないよう人は、さまざまな形として残すことはできると思います。
それは、記念館に残された資料であり、
人々が紡ぐ歌であり、
そして散っていった人々を祀る慰霊祭でもあり、
こうしたホームページというかたちで、電子の海に広がっていく言葉や多くの写真でもあると思います。
私たちもその記録のため、ここに記し、写真を掲載しようと思う所存です。
今年もまた、回天慰霊祭は厳かに執り行われました。
来年は、70周年の記念の年です。彼らの築いた平和に生きるものとして、彼らの慰霊祭がよりいっそうの成功を収めることを願います。
おおすみ会館 徳山スタッフ一同